個展 物ノ瀞

12月6日火曜日。最近はついったーで見続けていた柴田高志さんの絵を見に行く機会に恵まれた。 今日の在廊は13時過ぎからですでもおすすめは、会場に射す陽の光が見られる、オープン直後 pic.twitter.com/iUGRHzZLrY — 柴田高志 (@kai_iro_) 2022年12月8日 柴…

現代哲学との出会い

10月6日水曜日、この日、千葉雅也先生の『現代思想入門』を買って、読みはじめた。 これが現代哲学との最初の出会い。 『現代思想入門』では「現代思想」を1960年代から90年代を中心に、主にフランスで展開された「ポスト構造主義」と定義している。3人の代…

双極性障害の急性交代を発症してから社会復帰をして自殺未遂をした話

双極性障害と診断されてから続けていた仕事を急性交代が発症したことにより辞めた.双極性障害は「ハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返」す精神障害,躁うつ病とも呼ばれたりする.双極性障害の急性交代とは,「年4回以上の…

いま

双極性障害とわかってから,転院をして今のクリニックでお世話になり,最近そこで発達障害の可能性が高いとの診断を受け,双極性障害と発達障害両方の治療をしている.自分に合う薬と量を模索している段階なので,治療の効果が出ているかというとあまり出て…

本の道

先日,開催が3年ぶりだった神保町の古本市へ行ってきた. 風は強いものの晴れ.初めて来たのは2017年の8月.それから何度かひとりで来て,今回は相方を誘って初めてふたりで来た. そして,その日が相方が古本に触れた初めての日になった. 明倫館で購入した…

休まなければと思い続けていたら年が明けてしまった.パートナーから全然あなたは休めていないということを指摘されて,確かにそうだな,と思う. ここ数日も自分ががんばれていなかったからいけないのではないか,もっとよくできたのではないかと思うことが…

休学中に取り組みたい本たちの一覧とそのメモ:2

【貧困関連】 ・ ・『貧者と貧困』(西澤晃彦) 放送大学の講義で扱われていた書籍.いまはこの講義に代わり,「人間にとって貧困とは何か」が開講されている. 『人間にとって貧困とは何か』のボリュームについていけなくなったので,前身の『貧者と貧困』を…

休学中に取り組みたい本たちの一覧とそのメモ

読み進めていくうちにそれぞれの本の内容を追記していく. 【論理学】 ・まったくゼロからの論理学(野矢茂樹) 【数学基礎論】 ・『記号論理入門』(前原昭二) 購入したのが2016年らしく,背からカバーが焼けてしまっている.先日から少しずつ読み進めた.命題…

404:Not Found

大学の詳細な記録を残すことにした. その契機など. 生物群集 #深い森奥

アカデミックスキル

とても久々の記事になってしまった. いま勤めている所が去年から慢性的な人手不足が続いており,文字通り,死に物狂いで3月を終えた気がする.かなり心身共々限界が来ていて,死ななくてよかったという気持ちで4月を迎えた.今月は休みを所々,多めにもらっ…

『本当は私だって数学が好きだったんだ』

『本当は私だって数学が好きだったんだ』 タイトルに惹かれ入荷情報を確認してすぐに書店へ買いに行った.表紙には数学を教える使命と学ぶ心構えと書かれていて,すぐに自分に必要な書物だと思った. 大学の1学期を終えてから,講義内容や試験,進めるべきス…

通信大学の中間試験を5月下旬ごろに終えた.この試験の合格判定が出ると,単位を取得するための試験資格を得ることができる.まだ結果は出ていないのだけれど,整理ができているなと思う科目については比較的高い点数を取れていた気がする.一方で理解が不十…

量子論はじめ

大学の授業をやり始めた中で,最近,化学の分野に入ったのだが,分子の構造がよく分からない,そもそも分子やその構成要素が何であるかということや,量子と粒子,分子の違いは何なのかなどと疑問に思い始めて,手元にあった本たちを漁ってゆくと量子論に行…

移行

後少しで住みたかった土地に越す.住みたいなと思ったと土地にはこれですべて住める(た)ことになる. 今回は本当に不思議なことに(?),人と生活を伴にすることになった.ぼくはあまり人付き合いが得意な方ではなく,どちらかというと苦手であるし,まして誰…

集合論

無事に仕事を辞めることができたので,ぼろぼろになった身体を田舎へ持ってきた. 最近なぜだか集合論が理解できるようになってきたので,いいタイミングだなと思い勉強を進めている.(以前は集合論はとても苦手な分野で全く記憶も理解もできなかったので,…

はじめの一歩手前

先程,通信大学の出願の一歩手前までを終わらせた.必要書類の郵送が完了したら出願となるらしいので,明日出しに行けば今週中には出願ができていると思う. 前に選科生として一度入学したのだが,母親から金銭的援助を求められ,学費に充てようと思っていた…

「液–液相分離の新たな展開へ向けて」へ参加しました

12,13日の2日間に渡り開催された「液–液相分離の新たな展開へ向けて」へ2日目だけですが,参加することができました.僕はセミナーなどに参加した経験がかなり少ないので比較対象がよくできませんが,それでもこれ程のボリュームのあるものはそうそう無いの…

宇宙と宇宙をつなぐ数学

帰り際に書店へ寄る時間ができたので,久々に丸善へ行って,ジョルジョ・アガンベン『例外状態』,加藤文元さんの『宇宙と宇宙をつなぐ数学』を買った.どちらもずっと読みたかった本なのでとてもうれしい. 『宇宙と宇宙をつなぐ数学』から始めて,まだ少し…

父に線香をあげた.

アガンベン(所感)

僕は貧困の格差は無くならないと思っている.貧困に限らず格差というのは大なり小なりほぼ必然的に生まれてしまうようなものだと思っている.けれども格差で悲しんだり苦しんだりする人がいまよりずっとこれから少なくなってほしいと願ってやまないし,僕も…

先日(といってもかなり前になってしまったが),小学校の修学旅行ぶりに奈良へ行った.奈良に特に用事があった訳でもなく,気分転換のようなもので行ってみた. 毛の印象が日陰と日向ではかなり違っていたのが面白かった. 確か焼き芋を売っていたような気が…

死について思うこと

何だかふと文字を書きたくなり,文章を立てたくなり,おそらくじっくり内省する時間を取りたくなった. 以前,アガンベンの「剥き出しの生」について少し知ったのだが,色々と読んでいるとやはり僕はいま生きていることを死なしでは考えられないとつくづくと…

手で書くことについて

最近,常備している手帖に文章を書くことがめっきり減っていた.すると面白いことに,周りに散らばった面倒事についてばかり四六時中考えるようになって,また好奇心がふと沸き起こった時にそれを保持することができなくなった.学び始めようと思って,知識…

愉しさ

最近、線形代数の講義をオンラインで受けているのだが、先日かなり前に買って挫折した2次行列の本を開いて読んだところ、わかる部分がたくさんになっていてとても驚いたのとすごくうれしかった。ベクトルの知識が高等レベル以下のはずなのだけれど、記憶の遠…

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明けましておめでとうございます。 今年の目標は、 ・線形代数の理解 ・ベクトルの理解 ・数理物理学への理解 ・プログラミング(C言語) ・視覚論についての自分なりの咀嚼 ・文化進化論の理解 としていきたいと思います。 来年になるまでに全てやり遂げると…

自分の生きていくことの中に人が加わってから二週間ほど経った。そしてこれでもかというくらい、誰かがいることの力みたいなものを感じている。推力を得たりや加速度を上げたりするには他人の力が必要だと前々から身に染みるくらい感じていたけれど、なるほ…

やっとゆっくり記事を書く時間ができた。ここ一ヶ月ほど目紛しい日が続いたせいで、ろくに勉強する時間も取れなかった。その代わり、ここ一ヶ月の間に、放蕩した弟を拾ったり、自分が生きていくことがぼくだけの問題でなくなる出来事が起きたりした。これか…

晴天に月影

デスクライトはいつも一番小さな明かりで灯しているので、磨りガラス越しに光が溢れ始めたことには直ぐに気が付いた。慌ててカメラを手に取り、電源をオンして、デスクライトを消す。日の出と同様、月が昇るのも早いのだ。山の木々の隙間からこれでもかとい…

最近、仕事が増えてしまって帰ってきたら文字を読んだり書いたりする元気もなくて、ただ床に倒れ込んで窓の外を見ているだけになってしまっている。なので最近の出てきた月だけは、何度も綺麗だなとただ見とれている。写真を撮る気力はある。 #窓際の床

メモ

言葉が発散している時、ひたすらに海の中で藻掻いている様な、もしくは荒寥とした地平にアンテナを組み立ててただじっと待っている様な、そんな感覚がずっとある。 半年前くらいから現象学に求めている知覚と知覚する世界についての物事が、散らかりっぱなし…