移行

後少しで住みたかった土地に越す.住みたいなと思ったと土地にはこれですべて住める(た)ことになる.

今回は本当に不思議なことに(?),人と生活を伴にすることになった.ぼくはあまり人付き合いが得意な方ではなく,どちらかというと苦手であるし,まして誰かと生活をともにするというのはなかなかむづかしいだろうと経験的にも思っていた(誰かと生活をともにすることを特に望むことはなかったし)のだが,いろいろな巡り合わせで新しい土地で自分以外の誰かとともに生活をすることになった.ほんとうに不思議なものだ.

現状は不安8割,たのしみ2割くらいで,自分の生きてゆく道に大きく侵害されることがあった際には迷いなく離れようという気持ちもある.可能であればそのような出来事は事前に避けられればよいのだけれど,この後に何があるかなんて分からないので自衛手段などを考えておくことは大事なことかなと思う.

 

世の中が気がつけば大変なことになっているけれど,今だからこそ実感する事柄なども多くて勉強になるなと思ったりする.

具体的には疫病に関すること,細胞/分子生物がくに関することあたりが個人的にはとても興味深くて,勉学を進める上での更なる動機になっていたりする.

特に疫病に関してはカミュの『ペスト』,細胞/分子生物学に関しては永田和宏生命の内と外』から途中でタンパク質について知りたくなったので『タンパク質の一生』を読み進めている.また,先日,蛋白研の後藤祐児先生の講義がネット配信され,丁度聴講することができたことがかなり理解の促進になった.特にタンパク質研究の歴史,現在は凝集が主な(熱い?)研究になっているが,初期の頃はタンパク質の凝集は研究として認められていなかった点がとても面白かった.

ご時世故でありますが,あのような講義を拝聴する機会を与えてくださり,ほんとうにありがとうございました.

 

今年から通信大学で体系的に学問を学ぶことができるので(自分次第であることを頻繁に忘れそう),数学・物理・哲学・生物学などの自分が最も興味のある分野にさらにアプローチすることがとても楽しみになっている.

 

#残った鞄