2018-01-01から1年間の記事一覧

自分の生きていくことの中に人が加わってから二週間ほど経った。そしてこれでもかというくらい、誰かがいることの力みたいなものを感じている。推力を得たりや加速度を上げたりするには他人の力が必要だと前々から身に染みるくらい感じていたけれど、なるほ…

やっとゆっくり記事を書く時間ができた。ここ一ヶ月ほど目紛しい日が続いたせいで、ろくに勉強する時間も取れなかった。その代わり、ここ一ヶ月の間に、放蕩した弟を拾ったり、自分が生きていくことがぼくだけの問題でなくなる出来事が起きたりした。これか…

晴天に月影

デスクライトはいつも一番小さな明かりで灯しているので、磨りガラス越しに光が溢れ始めたことには直ぐに気が付いた。慌ててカメラを手に取り、電源をオンして、デスクライトを消す。日の出と同様、月が昇るのも早いのだ。山の木々の隙間からこれでもかとい…

最近、仕事が増えてしまって帰ってきたら文字を読んだり書いたりする元気もなくて、ただ床に倒れ込んで窓の外を見ているだけになってしまっている。なので最近の出てきた月だけは、何度も綺麗だなとただ見とれている。写真を撮る気力はある。 #窓際の床

メモ

言葉が発散している時、ひたすらに海の中で藻掻いている様な、もしくは荒寥とした地平にアンテナを組み立ててただじっと待っている様な、そんな感覚がずっとある。 半年前くらいから現象学に求めている知覚と知覚する世界についての物事が、散らかりっぱなし…

ユリイカ 図鑑の世界

大久保ゆうさんが寄稿されたと聞いて、『ユリイカ』の「図鑑の世界」を先日購入し、少しずつ読んでいる。 読んでいると、小学校の頃にひたすらに図鑑を読みまくり、深い海の中へ潜り込んでいく感覚を思い出した。ぼくは海無し県に生まれたのだがなぜか海洋生…

光悦寺

外へ出掛けやすい季節になってきたので、前々より行きたかった寺へ行くことにした。そこで事前の知識を少しでもつけておこうと思って(日本史が中学レベルの知識で止まっているため殆ど何も知らない)、調べたところとてもよい人に出逢った。 その人物は、行く…

雲霧/鈍光

春先あたりに挫折した論理の勉強にもう一度挑戦している。何に躓いていたのか忘れたけれど、忘れるくらいには理解力が上がっているのだと思いたい。圏論や超準解析をあたりたいけれど自分が理解できそうなレベルの書籍がなかったので少し基礎を固めようと思…

散る火の溢れるところには

6時前に目が覚める.アラームを付けづに起床時間は身体に任せることが多くなった. 昨日の夜にふとカメラを持ってふらふらとしたくなったので朝にふらふらとしてみたのだった. 白い彼岸花を初めて見る. > 彼岸花,あれは奇妙なものでございますね.にょろ…