散る火の溢れるところには
6時前に目が覚める.アラームを付けづに起床時間は身体に任せることが多くなった.
昨日の夜にふとカメラを持ってふらふらとしたくなったので朝にふらふらとしてみたのだった.
白い彼岸花を初めて見る.
> 彼岸花,あれは奇妙なものでございますね.にょろっと垂直に一枚の葉も付けづに伸びている茎があると思うと,小膨れしたものが一つかそれ以上付くようになります.そしてまた少し経ちますと火を散らしているのです.
露草も所々に咲いていた.
群生せず,一本だけが咲いているもの,これもやはり少し奇妙な感じを覚える.
彼岸花は有毒の植物で,そのお蔭でモグラが寄ってこないのだということを聞いたことがある.
早い朝の空気はやはりどの時間よりも澄んでいる.ゆっくりと深呼吸をすることを,生きていると忘れたりするのだがこういう時に思い出して深く吸って,吐いてとするのだった.
#神の通られる道