雲霧/鈍光

春先あたりに挫折した論理の勉強にもう一度挑戦している。何に躓いていたのか忘れたけれど、忘れるくらいには理解力が上がっているのだと思いたい。圏論や超準解析をあたりたいけれど自分が理解できそうなレベルの書籍がなかったので少し基礎を固めようと思った。ここらあたりは出来る限りスピーディーに終わらせたいところ。先日、少しだけ超準解析に触れていたのだが、ある特定の四条件を満たす集合を宇宙と名付けられていたのが興味深かった。集合に対して宇宙か、ちょっとロマンがある。超準解析は微積分の矛盾を解きたくて勉強し始めたけれど、よい感じの糸口を少しだけ見つけたのでその辺りから解いてゆこうと思う。何というか、論理矛盾を無視して作り上げたものが矛盾をはらみながらも他分野の道具といてきちんと機能するあたり、数学の面白いところだなとつくづく思った。その先に矛盾の皺が出て来そうな気もするけれど。

ふとした繋がりで哲学を専攻していた方と知り合い、助言をもらうことなどができた。ぼくは哲学がとても苦手なので(興味はとてもあるのだが)、もしかするとこうかな、と思う点について、確かにそうだ、そしてこれもあるといいなど言ってもらえると何だかとても心強い気持ちになる。詳しすぎて途中からほとんど何を言っているのか理解できなくてちょっと哀しくなったけれど、理解できるようにこれから学んでいけばいい。方針の見定めは間違っていないようなので、あとは丁寧な理解をしていこう。

 

名月がとても綺麗だった。初めは雲に隠れていたけれど、段々と隙間から顔を出して、ああ、綺麗だなと思いながら眺めていた。酒があるとさらに月が綺麗に見えるのでゆっくり飲みながら眺めていた。時間軸の上ではある人はふと亡人のことを書かれていたり、またある人は詩を詠んだりしていた。かと思えばいつもの通りに数式と対峙している人がいたりして、とてもよかった。

 

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#ガラスの窓辺