愉しさ

最近、線形代数の講義をオンラインで受けているのだが、先日かなり前に買って挫折した2次行列の本を開いて読んだところ、わかる部分がたくさんになっていてとても驚いたのとすごくうれしかった。ベクトルの知識が高等レベル以下のはずなのだけれど、記憶の遠いところに少しだけやった形跡を発見してうすらうすらしている知識を引っ張りだしてみたりしている。こうやって学んでいるとやっぱり数学めちゃくちゃ面白いなと思うし、学ぶこと自体とてもたのしすぎて、こんな風に時間を過ごすことができることを幸せに感じる。

旅という時、それは物理的なもの、自分の身体をどこかに移動させてものを見たり知ったりすることが常ではなくて、精神的な旅、いまいるこの部屋にいながらどこかに行くことができるのだと学んでいる時はずっと感じている。確かに生身で感じることはとても大事でその感覚は生身でないのと全く異なることは分かっているのだけれど、またそれもそれだけが全てではないことを学んでいると感じることだ。どちらが良いかということではなく、どちらも経てよりよいものを得ることができるのだろうなと思う。

先日、将来警察官を志望している女の子が勉強を教えて欲しいからとお母さんに通話環境を頼んだらしいと連絡をもらった。誰かにものを教えて伝えることをまたやり始めるかもしれない。教えるというより一緒に学ばせてもらうという感じなのだが、学問としての愉しさとか学ぶことの愉しさとかが伝えられるといいな。ぼくが楽しんでしまうだけなのだが、そういうのが響くだろうとも自分だけの体験だけれど思っている。

 

♯白い部屋?